ヤマハ指導グレード対策講座第2回~楽典(音階について)~

ヤマハ指導グレードには「実技試験」と「筆記試験」がある。
今回は、まず筆記試験から、楽典、その中でも基本的な部分「音階」について述べる。

音階とは、音楽に用いる個々の音を高さの順に並べたものである。西洋音楽では、伝統的な基本的音階としては長音階と短音階があり、短音階では「自然的短音階、和声的短音階、旋律的短音階」の3つがある。旋律的短音階では上行と下行では異なる。

【長音階】
major-scale.jpg
ハ長調の長音階。「全全半全全全半」(全は全音、半は半音)という仕組みとなる。
ハ長調はドから始まる音階だが、他の音から始まることで他の調になる。


【自然的短音階】
natural-minor-scale.jpg

【和声的短音階】
harmonic-minor-scale.jpg

【旋律的短音階】
melodic-minor-scale.jpg

イ短調の短音階。「全半全全半全全」という仕組みの音階(自然的短音階)。
和声的短音階は、第VII音(ラから数えて7番目)が半音高くなり導音の機能を持ち、旋律的短音階は、第III音(3番目)を除いて長音階と同じで下行形は自然的短音階と同じ。

この長調と短調の判断、そして、何調(調性)かの判断が重要である。
調性判断については、後日とするが、まずはこれらの音階を弾いて音の感じを確認してほしい。


ヤマハグレード5級受験は、きたばやし音楽教室。ゆっくり丁寧な個人レッスンです。


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